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エンカレッジ金沢は、「アドラー心理学」を学んでいる自主学習グループです。アドラー先生から続く教えを宝として、人と争うのではなく、問題を話し合いで解決し、助け合って暮らすことを目標にしています。そのためにはどうすればよいのかを、仲間とともに楽しく話し合いながら学んでいます。親として、夫として妻として、職業を持つものとして、いろんな立場の人が参加しています。


by エンカレッジ金沢
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パセージのお知らせ

6月スタートの日曜集中コース(隔週の日曜日に開催され1日に2章ずつ進むコース)のパセージを開催します。詳しくは、チラシをご覧いただきますようお願いいたします。
パセージのお知らせ_d0371706_20465854.jpg


# by alfred2017 | 2021-03-02 20:53

2月例会「自己点検」

2月例会は、昨年12月に終了したパセージを受講された方が参加してくだいました。
パセージ終了後、テキストに戻って考えてもわからないこともあるかと思います。
アドラー心理学は1人では学べないので、例会で一緒に学べることをとても嬉しく思いました。

冒頭で、前回の学びを話し合っていたとき、Aさんが、お母さんとの会話で気になったことを話されました。

母がキッチンで夕食の準備をしている
私:毎日、大変じゃない?
母:別に
私:こんなふうに毎日作ってもらえてありがたいわ
  もう、主婦歴は何年なん?
母:25からしとるし、60年くらいかな
私:すごいね
母:そんなこともないよ。みんな美味しいって言ってくれて嬉しい
  こんな年になるまで作れると思わんかった。体、動かせて嬉しい

お母さんと話しているときは、いい話ができたと思っていたそうですが、後になって、私のために会話をしたのではないか、相手を上手くその気にさせて、自分のために作ってもらおうとしていたのではないかと思ったそうです。

そこで、テキストに戻って、役に立ちそうなページをみんなで考えてみました。

〇パセージ・プラス 26R
 メンバー:お母さんにどんなことを願っていたのですか?
Aさん :元気で健康で長生きをしてくれたら嬉しいと思っていた
 ・協力的な目標に向かって行動しているので、お母さんは愛情を感じておられたのではないか
〇パセージ 38R
 ・わがままのままで他の人の役に立つ。お母さんは料理ができるし、娘さんはその間、仕事などしたいことができる。共存共栄している

〇パセージ 25L
 メンバー:不安の感情は何を目的にしているのか?
Aさん :私はちゃんと学んでいるのかと思った。どこで点検したらいいのかと思った

〇パセージ 14R
 ・本当は自分のためなのではないかと、自己欺瞞を点検している
  自己欺瞞に引っかかって、点検するのは大切なこと
 
〇パセージ 1L
 ・お母さんは能力がある、娘は仲間だと感じられたのではないか。行動面の目標にも心理面の目標にも向かっている
 ・高齢の方はプライドが大切
 
〇パセージ・プラス 2R
 ・グッド・イナフ・マザーならぬ、グッド・イナフ・ドーター 「そこそこの娘」「それなりの娘」「悪くない娘」でいい。完璧な娘になれなくていい

〇パセージ・プラス 23R
 アドラー心理学はお稽古ごと。お稽古が上達する段階がある
 1)無意識的下手、2)意識的下手、3)意識的上手、4)無意識的上手
 ・一足飛びに上手になれないから、「今日は今日の名人」と思って楽しむ

Aさんは、これらの意見を聞かれて、「これはわたしにとってどうなんだろう?と、自己執着だったんかなあ。私の不安よりも母にとってどうなんだろうと、そっちを考えていかんなんなと思った」と話されました。

後日談ですが、Aさんは、野田ライブラリ2月号の『なぜスピリチュアリティか』を聞かれて、“私は大丈夫だろうか?アドラー心理学を悪用して、相手にさせていないか?“と不安になったそうです。「自分が変な方に進んでいないか点検することが大切なのだと思った。そのときに、自分にとってどうなのかよりも、今話している相手や周囲の人々にとってどういうことなのかを考えるということが大切なのだと思った」と、学んだことを整理されていました。

自分はアドラー心理学を実践していると過信するのではなく、立ち止まって、“これでいいのかな?”と点検することで、協力的な方向へ進んでいけるのだと思います。

集いの場は、自分を点検できる場でもあり、学びの場でもあり、充電する場でもあると思います。ある方が、「ここに来て元気をもらって帰るから、頑張ろうって思う」と言っておられました。集いの場の大切さをあらためて感じました。




# by alfred2017 | 2021-02-27 13:51

体験から学ぼう

 子ども園、2歳児クラスでの出来事です。午前。風も冷たいことに加えて、今にも雨が降りそうで寒くて不安定な天気。それでも子どもたちは窓の外を眺めて、「外に行きたいなぁ。」と呟きます。その願いを叶えようと、途中雨が降ってきても大丈夫なように、雨合羽を着て散歩に行くことにしました。目的地は近所の川沿いの遊歩道です。
 遊歩道では松ぼっくりを拾ったり、野の花を摘んだりして、夢中になって遊ぶ子どもたち。草むらを友だち同士、「よーいどん!1」と追いかけっこ。みんな元気いっぱいです。
 さて、帰り道。走り回って暑くなったようで、Aちゃんが「合羽脱ぎたい。」と言い出しました。雨は降りそうになかったのですが、雨合羽を脱ぐと当然それを手にもって学園まで帰らなければいけません。新米のB先生が、「それは着て帰ってほしいな。」「脱いでも私、持って行ってあげられないよ。」と、Aちゃんに声を掛けます。ますます意固地になるAちゃん。「脱ぎたいの!1」と声を荒げます。すると、Aちゃんと手を繋いでいたCちゃんも、「私も脱ぐ!」と言い出しました。その言葉とほぼ同時に、合羽を脱ぎ始める二人。私はB先生に「子どもたちに任せてみようか。」と声を掛けました。快く「そうしましょう。」とB先生。

手は繋ぎにくいし、合羽を持って帰路20分の距離を歩くのはずいぶん面倒だろうな。合羽を地面に引きずる度に私もイラッとするんだろうな。今、着ていってくれたら楽なのに・・・。

そんなことを考えながらも、この子たちのプラスの面も考えました。

暑くなったから、脱ごうと思った。自分のことを管理できるって素敵だな。
友だちと同じことをして、楽しさを分かち合いたいんだ。仲良しだな。
自分で持っていけるってしっかり決めているんだ。自分の意思があるな。

よし、「体験から学んでもらおう。」

私 「Aちゃん、Cちゃん、脱いでも寒くない?」
A,C「うん。」
私 「合羽脱いだら、自分で学園まで持っていける?」
A,C 「うん。」
私 「じゃあ、持ったまま、どうやったら手、つなげるかな。」
A,C 手を繋いでから反対側の手に合羽を持つ。「出来たよ。」と得意げな笑顔。合羽は少々地面につき気味でしたが、そのあたりは気づいていないようでした。
私 「上手くいったね。じゃあ、行こうか。」
A,C「うん。」(笑顔)

私はもう一つ決意しました。「言ったことは実行しよう」です。

途中でもし、AちゃんやCちゃんが私に合羽を「持って」と言ってきても、最後まで持ってもらおうということについてやさしくきっぱり実行しようと決めたのです。(普段からつい子どもの気持ちに負けて、子どもの要求に応えてしまう私です。)

 さて、歩きにくそうに、でも嬉しそうにAちゃんとCちゃんはしばらくおしゃべりしながら歩いていましたが、5分ぐらい経ったころ、Aちゃんが、
「寒い。やっぱり、着たい。合羽。」と言い出しました。
 するとすぐにCちゃんも「私も着る。」と言って、立ち止まります。

「ようこさん、手伝って。」というので、合羽を着る手伝いをしました。そしてまた何事もなかったかのように二人手を繋いで歩きだしました。

どうってことない、些細な出来事ですが、合羽を脱ぐと寒さを感じやすい、手にもって歩くと歩きにくい・・・などのことを、大人の言葉やモデルからではなく、体験から学んだようです。
自分の言動に責任を持つことや、自分で決めたことや結末を引き受けることも学んだと思います。

そうやって、少しずつ心も体も大きくたくましくなっていく子どもたちの傍で過ごせる毎日が幸せです。

y・h























# by alfred2017 | 2021-02-26 14:44

砂粒を磨く

野田ライブラリ12月号、「しあわせに生きる」の中で、野田先生は、生きる意味を「他人を助けることです」と言っておられました。私は、これがしあわせに生きるということだと思いました。

不幸な人に囲まれて幸福にいることは難しく、周りの人が幸福であって初めて幸福でいられるのだと思います。人間の問題はすべて人間関係の問題であって、他人との関係がこじれるのが我々の不幸の原因だと野田先生は言っておられます。
なぜ他人との関係がこじれるのかというと、自分が正しいなどと相手を裁くことで、自分が幸福になろうとする動きをしているから、相手が不幸になる。誰も謝りたくないし、間違っていると認めたくないから、不幸になった人は相手を不幸にし返すのだとわかりました。
「他人を助ける」ことで、まず周りの人がしあわせになって、その結果自分がしあわせに生きることができるのだと思いました。

他人を助けることが自分のしあわせのためでなく、全体に組み込まれている自分の役割なのだと理解できるのですが、他人を助ける、相手を不幸にしない、相手を裁かないことは難しく、日々の生活の中で競合的になっている自分に気づきます。
野田先生は、「個々のエピソードを点検して、競合的な目標を見つけ出しては、それを協力的に作り替える工夫をすることだ。まるで砂場の砂粒をひとつひとつ磨くような作業だが、しかし、この作業を通じてしか、人は協力的に生まれ変わることができない」と言っておられます。(補正項2014,11,20)
野田先生がおっしゃった、「他人を助けること」というのは、砂粒を磨くことだと思いました。

ただ今、砂粒磨きの修業中ですが、失敗することも多いです。

その日は、昼過ぎからひどく眠く、だんだん胸がムカムカしてきて頭も痛くなってきたので、夕食後すぐに寝ようと思っていました。食欲もなかったので梅干しでさっと済ませ、自室へ行こうと思ったのですが、たどり着く前にちょっとこたつで横になっているうちに眠ってしまいました。

夫:ねえ、お風呂入らんが?
私:入らん
夫:ねえ、お風呂入らんが?
私:「入らん」って言ったよ(また眠る)
数分後
夫:ねえ、アイスクリーム買いに行かんが?
私:行かん
夫:アイスクリーム買いに行かんが?
私:「行かん」って言ったよ(また眠る)
数分後
夫:柿山(おかき)ちょうだい
私:・・・(目が覚める)

この時、私はこう考えていました
・人が寝ているのにそんなこと言うか?
・寝ている妻に思いやりはないんか!
・私はあなたが寝ているときに、自分の用事のために起こしたことはありませんけど!

「私はあなたが寝ているときに、自分の用事のために起こしたことはありませんけど」と言いそうになった時、待て待て、これは競合的目標に向かっているぞ、協力的目標に変えなければと思いました。
そもそも、夫は、私が体調が悪いことを知らないよな。え~と、夫のいいことろは?家族のために一生懸命働いてくれている、等々考えた後、私が本当に夫に伝えたいのは何だろう?と考え、体調が悪いわけではなく、眠いだけだったとしても、寝ている人に優しくしてほしいと思いました。

私:言ってなかったから知らんかったやろうけど、体調悪いげん
夫:あ、ごめん
私:眠いだけやったとしても、寝ている人に優しくしてほしい
夫:そんなことしとるからやろ
私:そんなことって?
夫:勉強会やなんやって夜遅いしやろ
私:ああ・・・

この時はこう考えていました。
・ああ、そう考えるんや
・確かに最近、夜出かけていて寝るのが遅かったけど
・おかしい、何か間違ったぞ
・どこが間違った?

この後は、体を休めたくてすぐに寝ました。
その後、どこを間違ったのだろうと考えるに、「眠いだけやったとしても、寝ている人に優しくしてほしい」と言ったことが夫を不幸にしたのだと,自分が幸福になろうとする動きをしていたのだと気づきました。
私好みの夫に変えようとしていたのです。

私は夫と横の関係に立ったつもりだったけど、やはり、寝ている人を自分の都合で起こすのはよくないと、裁いていたように思います。
私が本当に夫に伝えたいことは、「この先もあなたと仲良く暮らしていきたいから、お互いを思いやっていきたいと思う。疲れて寝ていたらしばらくそっとしておいてもらえると嬉しい」ということだと思います。
私がしあわせになるためではなく、夫婦がしあわせになるためにどうすればよいのかを考えていきたいと思いました。

上手くいかないこともありますが、この先もずっと砂粒を磨き続け、「他人を助けること」ができるようになりたいと思っています。

S・H







# by alfred2017 | 2021-01-30 16:57
私の息子は小学校5年生です。
どこにでもいる小学生とはちょっと違い、たぶん問題児と思われるような行動を毎日のように繰り返しているような子です。遅刻をする、宿題はしない、授業中居眠りをする、そんな息子に向き合いながら、時には課題の分離をし見守り、時には話を聴いてみて、でも目標の一致はなかなか得られず、時には陰性感情をぶつけるという失敗を繰り返すという日々を過ごしてきました。
でも少しずつ少しずつ、そんな息子のことをまるまる受け入れられるようになってきているように感じています。
こんな息子はたぶんなかなかいない、私の育て方が悪かったのか?と思うこともあるけれど、そんなこと考えていても前には進めません。
こんな息子がいるおかげで、私が母としていっぱいいっぱい成長していけているのではないかと最近感じています。

そんな風に思えたのは、エンカレッジ金沢の仲間たちと勉強会をし、たくさん話を聴いてもらうことで自分の考え方も変わっていっていますが、何より息子のいいところを感じていけていることが1番の理由だと思います。
その息子の持っている力に目を向ける事、改めて感じることで、構えが変わっていきます。

7月のカウンセリング勉強会で息子の算数テストの点数が15点だったことを話しました。私は得意だったはずの算数の勉強が分からなくなることがやっぱり不安で、それで将来のことも不安で、どうにかしなくては!!と思っていました。でも息子に話を聴いても「大丈夫や!」「わかるし」と目標の一致ができず、なにもできずにいました。
そしてそこで言われたことが、本当に今小学校の勉強をどこまでできなくてはいけなのか?中学や高校などで後から伸びてくる場合もある、発達にはムラがあるのではということでした。
そのことより別の得意なものの力を使って社会に貢献していく、そのために私のできることを考えていく。
何に向いているか、何に巡り合うかリサーチしておく。
プラスを伸ばすと自然にマイナスも上がっていく。
相談できる親子関係を作っておくことが大事。
小学校で15点は武勇伝(笑)
世間と外れた価値で頑張る育児は勇気がいる。

そんな言葉をもらうことで私の構えがみるみる変わっていきました。
どう思っていくかでこんなに構えが違うんだといつも思います。

それ以来、私の心がとても軽くなりました。
そして先日通知簿渡しがありました。
息子は私が通知簿渡しに行く数日前から小出しに、「ね~、たぶん先生に授業中寝とること言われると思うわ」とか「たぶん通知簿の遅刻のところいっぱいかもしれん」とか「授業中のこと言われるかもしれん」とか先生に言われるであろうことをすべて私に伝えてくれました。
「わかったよ、楽しみやな~」と笑いながら答えました。

先生には息子がほぼ暴露していたことを言われました。でも心の中で「Kは大丈夫だから」「Kはいいところいっぱいあるから」「Kは力あるもん」と思っていました。
先生からも「Kはちゃんとわかっていると思います」「友達といつも楽しそうにしています」「歌すきですね」「運動は得意ですね、サッカーではちゃんとキャプテンしてました」などとプラスで見ていることが伝わってきました。
「Kのことわかってくれて付き合ってくれてありがとうございます」と伝えました。
そうなんです!人には得意なことがかならずあってそれを伸ばしていくことが大切なんだと!!

そんな息子も大晦日で11歳です。最近けっこういろんなことを話してくれます。ベットに入って寝るまでの時間などに友達のこと、学校のこと、ゲームやマンガのこと、それでいてまだまだピタっとくっついて甘えてくれるかわいい息子です。そんな親子関係をこれからも大切にしていきたいと思っています。
子育てしていると本当にいろんなことがあります。これはどうすればいいんだろうと迷ったり、あ~やってしまった…と後悔したり、反省したり、課題の分離をして全然変わらなくてモヤモヤしたり、目標の一致をしたけどうまくいかなかったりと成功ばかりではないけれど、仲間に話を聴いてもらい、いつもプラスに導いてもらうことで構えが変わり、それを繰り返していくたびに、より家族が分かり合えていっているように思います。
息子のおかげで母として大きく成長できていることに感謝して、これから息子がどんな風に成長していくかを楽しみに、そして一緒に協力して暮らしていく大切な家族として温かく見守っていき、一緒に成長していきたいと思います。

K・T








# by alfred2017 | 2020-12-29 23:03